家庭用脱毛器は毎日使って良い?最も効果的な使用頻度・ケア方法を解説!
サロンやクリニックに行かずに、自分の好きなタイミングで全身のムダ毛ケアができる『家庭用脱毛器』。
家庭用脱毛器は手軽に使えることから、「毎日使って効果を高めたい!」と考える人もいるかもしれません。
しかし、家庭用脱毛器の効果を発揮するには、適切な頻度で使用することがポイントです。
今回は、家庭用脱毛器の最も効果的な頻度やケア方法について詳しく解説します。
1.家庭用脱毛器の最も効果的な頻度は?
家庭用脱毛器は、どのような頻度で使うと効果を発揮するのでしょうか。
家庭用脱毛器の最も効果的な頻度を確認してみましょう。
1-1.家庭用脱毛器は『成長期』に使うのが最も効果的
毛は大きく分けて【成長期・退行期・休止期】の3つの期間を繰り返しており、この生え変わるサイクルを『毛周期』と呼びます。
- 成長期:毛が太くなり、伸びていく時期
- 退行期:毛の成長が止まる時期
- 休止期:毛が抜け落ちる時期
家庭用脱毛器は毛根にあるメラニン色素に反応する光を照射し、ダメージを与えて脱毛するものです。
成長期の毛はメラニン色素が濃く、退行期・休止期の毛はメラニン色素が薄くなります。
そのため、毛周期に合わせて、成長期の毛が多い時期に家庭用脱毛器を使うと最も効果を得られます。
毛周期のサイクルは個人差がありますが、一般的には2〜8週間に一度のペースで成長期がやってくるといわれています。
ただし、すべての毛が一斉に成長期を迎えるわけではありません。
成長期の毛は全体の10%〜15%程度なので、部位全体の毛を薄くするには定期的に家庭用脱毛器を使用する必要があります。
1-2.メーカーの推奨頻度を守ることが大事
家庭用脱毛器を使用する頻度は、毛周期に合わせて2週間に1回が目安です。
ただし、家庭用脱毛器は商品によって推奨する使用頻度が明記されており、多くのメーカーが1〜2週間に1回の照射を推奨しています。
推奨使用頻度は毛周期や照射漏れなどを考慮して設定されているため、最も効果を得るには使用する家庭用脱毛器の推奨使用頻度を守ることが大切です。
使用頻度だけでなく、照射時間や出力など使用方法をきちんと確認し、適切な使い方をしましょう。
2.部位ごとの適切な頻度
毛周期のサイクルは、部位によって異なります。
毛が濃い部位は毛周期のサイクルが長く、毛が薄い部位は毛周期のサイクルが短い傾向があります。
回数を重ねて毛の量や濃さに変化を感じ始めたら、部位の毛周期に合わせて使用頻度を調整しましょう。
部位 | 毛周期 |
顔 | 1~2ヶ月 |
ワキ | 1.5~2ヶ月 |
腕・脚 | 2ヶ月 |
VIO | 2~3ヶ月 |
ヒゲ(男性) | 2ヶ月 |
3.家庭用脱毛器は毎日使用してもOK?高頻度で脱毛するデメリット
家庭用脱毛器は適切な使用頻度を守らないと、『肌に負担がかかる』『コストがかかる』といったデメリットにつながります。
それぞれのデメリットについて詳しく見てみましょう。
3-1.肌に負担がかかる
家庭用脱毛器の使用後は肌に熱がこもり、乾燥しやすく敏感な状態になります。
同じ部位に高頻度で使用すると肌への負担が大きくなり、乾燥や火傷、色素沈着、埋没毛といった肌トラブルのリスクが高まります。
乾燥がひどい場合や肌トラブルがある場合は、悪化を防ぐために脱毛を避けなければいけないこともあるので注意しましょう。
使用頻度を守っている場合でも、脱毛後は肌へのダメージを抑えるためにボディミルクやクリームなどでしっかりとアフターケアをすることが大切です。
3-2.コストがかかる
家庭用脱毛器は成長期の毛に作用するため、短いスパンでたくさん照射したからといって効果が高まるわけではありません。
高頻度で使用しても、コストがかかるだけで時間も照射回数も無駄になってしまいます。
毛周期に合わせることが最も効率良く効果を発揮する方法なので、適切なタイミングで使用しましょう。
4.家庭用脱毛器の効果はいつからでる?
家庭用脱毛器の効果が出るまでの回数や期間は個人差があります。
1〜9回目に効果を実感するケースもありますが、10回以上の使用で毛が薄くなったと感じる人が多いようです。
約20〜30回使用すると毛が目立ちにくくなり、自己処理する回数がほとんど必要なくなります。
家庭脱毛器は脱毛サロンや医療脱毛よりも照射パワーが低いので、効果を実感するまでには時間がかかることを頭に入れておきましょう。
5.Q.A
ここでは、家庭用脱毛器に関する質問と回答を紹介します。
5-1.家庭用脱毛器で脱毛した毛はいつ抜けますか?
家庭用脱毛器を使用した後、毛が抜けるまでの期間は約2週間が目安です。
効果が得られた毛は自然とボロボロ抜け落ちます。
毛抜きで引っ張るとスルッと抜けますが、毛抜きを使うと毛穴にダメージを与えたり効果を得られていない毛まで誤って抜いてしまったりすることがあります。
毛周期が乱れる可能性もあるため、自然と抜け落ちるのを待ちましょう。
ムダ毛が気になるときは、電気シェーバーを使用して肌表面に出ている毛をカットするのがおすすめです。
時間が経っても毛が抜け落ちない場合は、以下のような理由が考えられます。
使用前の自己処理ができていない | 家庭用脱毛器を使用する前に自己処理をしていないと、光のエネルギーが毛根に届きにくくなります。事前にカミソリや電気シェーバーでムダ毛をシェービングしておきましょう。 |
照射レベルが低い | 家庭用脱毛器の照射レベルが低すぎると、十分な脱毛効果を得られずに毛が抜け落ちないことがあります。ただし、照射レベルを高めると、肌への負担も大きくなります。毛質や肌質によって適切な出力は異なるため、使用する家庭脱毛器の説明に従って照射レベルを調整しましょう。 |
照射漏れがある | ヘッド部分の照射口が部位に密着していなかったり、照射していない部分があったりすると十分に脱毛効果が得られません。プロが行う医療脱毛や脱毛サロンと比べて、セルフで行う家庭用脱毛器は照射漏れがしやすいので、使用方法を確認して正しく使いましょう。 |
5-2.男性と女性では適切な頻度は違いますか?
男性・女性に関わらず、毛周期に合わせて使用するのが基本です。
濃くて太いヒゲは、効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。
頻繁に使用したくなるかもしれませんが、家庭用脱毛器が推奨する使用頻度を守り、適切なペースで行いましょう。
5-3.家庭用脱毛器で処理した毛は二度と生えてこない?
家庭用脱毛器は一時的な減毛・抑毛作用を目的としたアイテムのため、処理した毛を二度と生えてこないようにすることはできません。
繰り返し使うことで毛が生えてくるスピードが遅くなったり、毛が細くなって目立ちにくくなったりする効果は期待できます。
【永久脱毛できるのは医療脱毛だけ】
毛を生えてこなくさせるには、毛根の組織を破壊する医療行為を行う必要があります。
そのため、永久脱毛できるのはクリニックで行われる医療脱毛(主にレーザー治療)だけです。
家庭用脱毛器には医療脱毛と同じレーザー方式もありますが、医療機関で使用する機器よりも出力が抑えられています。
家庭用脱毛器を正しく使用して気になるムダ毛を解消しよう!
セルフケアでムダ毛を減らせる家庭用脱毛器は、サロンやクリニックに行く時間がない人や、自宅で人目を気にせずにケアしたい人にピッタリです。
しかし、家庭用脱毛器は手軽に使える分、高頻度で使いすぎる恐れもあります。
毛周期のサイクルを無視して毎日使っても、効果がないばかりか、美容やコスト面でのデメリットにつながるので注意しましょう。
今回紹介した情報を参考に、家庭用脱毛器を正しく使用して気になるムダ毛を解消してくださいね!
まとめ
- 家庭用脱毛器は毛周期のサイクルに合わせ、使用する家庭用脱毛器の推奨使用頻度を守って使うのが最も効果的
- 毛周期のサイクルは部位ごとに異なるので、変化を感じ始めたら部位に合わせて使用する間隔を調整するのがポイント
- 家庭用脱毛器を高頻度で使うと、肌に負担がかる・コストもかかるといったデメリットがあるので注意が必要
- 10回以上の使用で効果を実感し、約20〜30回使用すると自己処理が必要なくなることが多い